撮影は、FIXに始まりFIXに終ります。
これは格言でも何でもなく
「カットの頭とカットのお尻はFIX」というのは
撮影の基本中の基本です。
このルール(基本)を守りつつ、撮影も編集も進めて行くのであり
まずは、FIXがとれるようになることが、最も大切したいことになります。
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そもそも「FIX」とは
FIXとは「固定」という意味であり
ズームもパンもしない「フレームが動かない画」のことです。
一見、単調に見えるカットになりますが「四隅の位置」によって構成される
二次元の「画角」の中に、三次元の世界が展開されていることに関して
しっかりと認識して「いい画」を作っていくために、非常に大切なものです。
FIXの画を作る際に、最も大切なことが「ブレない」ということです。
「味のある」ブレを作っていくのは、まだ先のことであり
そもそもFIXはぶれないことが、FIXの醍醐味でもあり
いかにブレない画を作るかが、その人の撮影の腕でもあります。
FIXがとれない人は、その他のテクニックも使えない
「写真と変わらない」といって、FIXの画を軽く見ていますが
フレームは、動いていなくても、フレームの中の世界は動いています。
また、FIXが取れない人は
- パン
- ズーム
- ぼかし
といった、ちょっとしたテクニックも
しっかり出来ない傾向があります。
基礎を身につけていない人は
応用技術も身に付かないことは
ビデオ撮影も、他の趣味・仕事と同じことです。
まずは、FIXを身に付けることを優先しましょう。
その他のテクニックは、その後に身に付けるものです。
「FIXを制する者が撮影を制する」のです。