動画には、非常に多くのファイル形式・コーデックがあるため
撮影にしても、編集にしても、作業を始める前に
各種「設定」を正しく行うことが必要です。
読み込み・タイムライン設定
現在販売されているカメラは、ハンディカムも業務用カメラも
「ハイビジョン撮影」が標準になっています。
ハンディカムではAVCHDというコーデックが採用されており
- 解像度は1920×1080
- フレームレートは基本的に29.97、プログレッシブであれば24p or 30p
ハイエンドハンディカム、業務用カメラではHDVという設定ができるものもあり
- 解像度は1440×1080
- フレームレートは29.97
ハイビジョンは、アスペクト比はいずれも「16:9」となります。
編集ソフトに読み込む際、パソコンのデフォルトソフト
(Windows Movie Maker・iMovie)では細かい設定は必要なく
有料ソフトであれば、タイムライン(シーケンス)の設定を
撮影コーデックと同じものに合わせましょう。
書き出し設定
編集が終了した後の書き出し設定ですが
大きく分けて、2つのパターンに分かれます。
DVDまたはBD(ブルーレイディスク)にする
ソフト内でワンクリックで、焼きまでできるものもあります。
自分で設定する必要があれば
画のデータを「m2v(エムペグツービデオ)」として書き出します。
”DVDなら720×480、ブルーレイなら1440×1080”
音のデータを「ac3(エーシースリー)」に指定した後
画と音の、2つのデータを書き出します。
データで書きだす
パソコン上に保存する場合や、データを他のパソコンに移行して
編集するのであれば、AVI(Windows) or MOV(Mac)で書き出します。
基本的に、タイムライン(シーケンス)同じ設定である
ビットレート(圧縮レート)を”25bps”にします。(この設定は自動であることも多いです。)
ネット上や、タブレットに移行するのであれば
MP4(エムペグフォー)、指定できるのであればH.264に変換(書き出し)します。
MP4の設定は無数にありますが、タブレットに移行するのであれば
「ワイドスクリーンの720p(HD) or 480p(SD)」を推奨します。
長々と解説しましたが、、、これら全ての設定は
基本的には「自動」で設定してくれるソフトがほとんどです。