撮影講座其の3 撮影の前にー2

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準備~撮影~編集を、仕事としているプロの業者の
ほとんどが、各パートのエキスパートが担当する分業制です。

各パートごとに会社自体が違うということもよくあります。

  • 準備・・・コーディネーター(ロケハン、衣装、小道具、大道具)、ディレクター(監督)
  • 撮影・・・カメラマン、照明、音声、アシスタント、ディレクター(監督)
  • 編集・・・編集マン、ディレクター(監督)

どのパートにも関わっているのがディレクター(監督)です。

全てのパートをチェック・指示出しをして
基本的に最終的なOKを出すのもディレクターです。

みなさんが趣味として(アマチュアとして)やる場合
自分(監督)一人で全てやらなくてはならないということです。

いろいろなことを分担して作業するのに比べ
一人でやるのはとても大変に感じますが、その分達成感も大きくなります。

また、分業制の仕事にありがちな

撮影をもっとこうしてくれていれば・・・
こうやって編集してくれればもっと面白いのに・・・

というジレンマがなくなります。

自分一人で作品を作る醍醐味はまさにこの部分なのです。

作品というと大袈裟ですが、ただの趣味だとして
も実際に監督になったつもりで制作してみましょう。

動画制作をするきっかけとしては

  • 子供の発表会
  • 旅行での思い出
  • 友人の結婚式
  • 身近な方への余興やどっきりのためのショートムービー
  • PV(プロモーションムービー)風のプレゼン映像

以上の理由が多いのではないでしょうか?

どの題材にするにしても、撮影素材がないと始まりませんが
それぞれの題材によって撮影内容も変わってきます。

発表会、結婚式などの記録系

基本的に1カットの尺が長いです。

三脚での撮影になることが多く
最初の立ち位置(三脚の位置)が非常に重要です。

被写体との距離、作れる画角(構図)を考え
死角への対策もしなければなりません。

また、三脚が使えない場面になると
手ブレや、ズームミス等にも
気を付けないといけないので訓練が必要です。

イベントの流れを予想してのぞみ
常に次の動きを考えながら動きましょう。

記録系の撮影で、最も重要なことは「柔軟性」です。

何が起きても慌てず、対応していきましょう。

結婚式の余興やショートムービー

脚本(構成)が非常に重要です。

内容が悪い(しっかり考えられていない)と
撮影がうまくいったとしても、結果的にいいものは作れません。

撮影本番よりも撮影前の準備の段階が非常に大事です。
ワンランクアップ脚本と絵コンテ

友達とワイワイ作るだけでも楽しいものですが
一度みんなで内容を話し合ってもいいと思います。

撮影はテクニックも大事ですが
本番前に準備・想定する能力が非常に重要です。

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