数あるパソコンのファイル形式の中でも
動画データは、恐らく「一番種類が多い」ジャンルだと思います。
AVI、MOV、MP4・・・etc
様々なファイル形式の中にも、細かい圧縮率の調整もあったりして
設定を覚えるだけでも一苦労です。
有名な、現在メインで使われているファイルの種類に関して
詳しくは、基礎知識其の2で解説していますが
ここでは、この「地味な知識の大切さ」について解説したいと思います。
編集が終った後には、「書き出し」という作業がありますが
このコーデック・ファイル形式の知識がないことには
「正しく書き出だす」ということが出来ません。
正しく書き出せなければ、せっかく頑張って作った動画でも
しっかりと見れる・見せることが出来ません。
ある程度の知識が必要
正しく書き出せなかった動画は
- 画質が悪い(画が粗い・ぼやけている)
- 輪郭がガタガタになる
- パーンのシーンで画が流れる
- カタカタとコマ送りのような動き方をする
これらの症状が現れます。
これは、フレームレートやピクセルの形が
元のデータと合っていない
もしくは無理な変換がかかっているということです。
基本的には、取り込んだデータを
そのデータと同じ設定のタイムラインで編集し
そのタイムラインと同じ設定で書き出せば
書き出しに失敗することはありません。
しかし、多様化する再生メディアに合わせるため
また、DVDに焼く際に変換は不可欠になります。
「エンコード」の知識も身につけておきたい
また、一度正しく書き出した後にも
「エンコード」というファイルの変換も必要な場合があり
その場合にも、変換できる・互換性のあるファイル形式などの
正しい知識が必要になります。
動画の編集には、「センス」や「時間」だけでなく
「ファイル形式の種類」に代表されるような、「地味な知識」も必要になります。