かつては、動画編集を始めるためには、非常に多額の「初期費用」が必要でしたが
現在は、ひと昔前とは比べ物にならないほどに「リーズナブル」になっています。
その理由としては「アナログ」の編集設備から
パソコンを中心とした「デジタル」に移行したためであり
「本気で始めたい」という方にとっては、非常に嬉しい状況でもあります。
プロと勝負出来る環境
設備を整えることが、難しいことではなくなったということは
映像制作のプロ(制作会社・ディレクター)と
同等のスタートに立ちやすくなったということです。
というよりも、映像制作会社よりもはるかに整った設備を
「自宅」に持てっているという人は、今や珍しくありません。
プロよりも卓越した技能・センスを持っていて
今までは「機材だけが足りなかった」という人は
一念発起して、新たに挑戦しやすい環境になっているはずです。
とはいっても、これから趣味として映像制作を始めようかな
という人にとっては、いくら手を出しやすいと言っても
何を買えばいいのか、迷っている人も多いと思います。
「無駄遣い」をする必要はありません。
最初に手に入れておきたいもの
とりあえず始めるにしても「なければ話にならないもの」として
ビデオカメラ
最初は5万円以下の「ハンディカム」でも十分です。
「ハイエンド」と呼ばれる、スペックの高いものでも
10万円以下で変えるものも多く「業務用」との垣根もなくなってきています。
パソコン
パソコンに関しては、スペックが高いに越したことはありませんが
「今持っているもの」であっても、とりあえず編集出来るということが
最も大きな動画関連技術の進化でもあります。
ただし、ハイビジョン動画が基準になってきているため
あまりにスペックが低い場合、ストレスになることもあります。
編集ソフト
パソコン上で使っていく、編集のためのアプリケーションは
無数に販売されており、プロが使っているものであっても
非常にリーズナブルであり、どのソフトもクオリティ・操作性が高く
どれにするかに関しては「好き嫌い」の問題になります。
あるといいもの
そして、せっかくリーズナブルになったのだから・・・
と、出来ればそろえておきたいものとして
専用モニター
やはり、大きなモニターがあるのは心強いです。
これは「液晶テレビ」が最適になります。
家庭で使うものと分けた、大きめの液晶(テレビ)
そして、ブルーレイプレーヤーがあると「雰囲気」が出てきます。
外付けハードディスク・DVDレコーダー
データ・プロジェクトの保存は、内臓HDD(デスクトップ等)ではなく
「外付け」のハードディスクにしていきましょう。
パソコンに大容量のファイルを置いておくことで
「重く」なってしまい、また誤って消してしまうこともあります。
そのために、映像に関わるものは外付けに保存する癖をつけましょう。
また、DVD等に焼く場合にも「内臓」レコーダーではなく
外付けレコーダーにしておきましょう。
これは「故障」してしまった場合に、内臓レコーダーは
パソコンごと修理に出す必要があり、非常に不便です。
外付けであれば買い直すだけで済み、結果的に経済的でもあります。
機材購入のコツ
いくらリーズナブルになったからと言って、「買い過ぎ」には十分に気を付けましょう。
また技術の進歩は非常に早く、せっかく「一式」揃えたとしても
すぐに「次の世代」が販売開始になるのは、よくあることです。
そのため「発売直後」でなければ、一世代前のもので
それほどスペックが変わらないものを買っておき
「様子を見る」ことも、無駄遣いにしないためのコツになります。