動画は音がベースだといっても過言ではありません。
画をつないだだけで満足せず
オーディオ編集にも力をいれましょう。
オーディオ編集で大切なことは・・・
- ボリューム調整・・・リモコンをいじらなくても最初から最後まで違和感なく聞くことができるか
- 言葉つなぎ・・・不自然な言葉尻・喋り始めでつないでいないか
- 重なり・・・多数のトラックを重ねた際、各トラックのボリューム・交わりは適切か
ひとつひとつ解説していきます。
ボリューム
まずは、普段自分がテレビや
映画を観ている時のことを考えてみましょう。
各チャンネルを変えた際に、ボリューム(音量)を
いじる必要はあまりないはずです。(ロードショー等特殊なものは除く)
また、同じ番組・コンテンツの途中で
ボリュームを変えることも、あまりないはずです。
映画などでは、聞こえ辛い台詞がある時がありますが
演出であって編集ミスではありません。
プロの現場では、撮影の際に音声マンが
調整していることがほとんどですが
編集の段階でかなりボリュームをいじります。
「Adobe製品」などの、有料ソフトでは
ペンツールなどで細かくやわらかい調整が可能です。
通しのボリュームが同じになるように調節しましょう。
言葉の「つなぎ」
台詞や喋り始めよりも、少し前が「カット頭」になることが通常ですが
「カット尻」が、おろそかにになることが多いです。
喋っている途中でブチ切りに
なってしまうとかなり違和感があるものです。
撮影の時点で「言葉尻」がしっかり収録できていることが大切ですが
もし言葉尻が守れていない場合は、そのひとつ前の言葉尻で
カットするということも検討するべきではなかと思います。
基本は「台詞終わり」と「台詞始めで」同士のつなぎです。
音の「重なり」
フリーやデフォルトのソフトではオーディオトラックは
1つか2つしか重ねることができませんが
有料ソフトでは5本以上~無限に重ねることもできます。
- トラック1、2でステレオにして
- トラック3をBGM
- トラック4をアフレコ・効果音
とうような編集が可能になります。
その際気を付けなければいけないのが
各トラックの「聞こえ方」です。
- BGMが大きすぎて台詞が聞こえない
- 効果音がすべてを消してしまっている
以上のことが起こりがちです。
シーンや、強調したいもの
視聴者に受け取って欲しいものを考えて
適切な重ね方ができるようになりましょう。
オーディオ編集は地味でつまらない作業かもしれませんが
視聴者目線での違和感のない「聞こえ方」になるよう
しっかり調節しましょう。