撮影講座其の6 実践ー2

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ムービーとは、ワンカット・ワンカットの連続です。

その「ワンカット」というのは必ず撮影素材の
頭とお尻を切ったものになります。

撮影の時点で、完璧なワンカットを撮ろうとすると
逆に編集の時点で困ってしますことが多々あります。

必ず「用意、スタート」の前と「カット」の
後ろには「のりしろ」をつくるようにしましょう。

記録ものであれば、「喋り始め」「歌い始め」の前から
Recをまわして、終わって少ししたらRecを切る。

Recをまわして少ししたら編集頭が来るようにして
編集尻ができて少ししたらRecを切る癖をつけましょう。

編集を考えて撮影する

編集上のオーバーラップ(ディゾルブ)
音のクッションフェードをつける際にも「のりしろ」は必須になります。

また、撮影・編集の基本としてFIXとFIXでつなぐのがセオリーです。

※FIXとは固定した動かない画のこと

「パン」や「ズーム」同士でつなぐような、カット割りもありますがセンス必要ですし
固定した画と固定した画のつなぎの方が視聴者に受け入れやすいです。

基礎を身につけるために
初心者の方はFIXとFIXでつなぐ癖をつけましょう。

そのために、カット頭とカット尻は三脚であっても
手持ちであってもしっかりカメラを固定します。

「つくりもの」「記録」いずれにしても、長まわしになる際は
途中途中で編集点を入れるようにしましょう。

編集点を意識する

編終点とは、編集の際カット頭やカット尻になる基点
挿入する際の基点となる場所です。

5秒FIX→パン→5秒FIX→ズーム→5秒FIX

上記のような、カメラワークの「真ん中の5秒FIX」
2秒から3秒の地点が、典型的な「編集点」となります。

編集の際、そこで一度切ることができれば
その後が長すぎたりしてもそこのFIXで終らせることができますし
別のカットを挿入したりすることが自然にできるようになり、編集の幅が広がります。

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