撮影時に「ホワイトバランス(色味)」を間違えて収録してしまったり
色味の印象を変えたなと思ったら、カラー編集(カラ<ー>コレ<クション>)をしてみましょう。
フリーソフトやデフォルトソフトには
単純な「モノクロフィルタ」程度しか付属していませんが
有料販売されているソフトであれば、たとえ安いものでも
カラーフィルタ(エフェクト)が付属していることが一般的です。
映画の技術者がスタジオで行う作業が
自宅のパソコンでできてしまうのです。(もちろん、簡易的ではありますが)
基本的には同じロケーションで同じ照明環境で撮影したものは
色味が同じになるようにしなければなりません。
通常、制作会社が行う撮影では
「色温度」を数字で記録しておくのが通常ですが
ハンディカムでの撮影は基本的に
オートホワイトで撮影することが多いと思います。
オートでの撮影は、同じ環境でも微妙に色温度が変わってしまいます。
違和感があるつながりになってしまった場合に
カラー編集で調整できるようにしましょう。
「色」は視聴者の「印象」を変える力がある
そして、色味の違いによって
視聴している人が受ける印象も違ってきます。
赤い照明は「温かみ」や「哀愁」を印象付けることができますし
青い色味は「寂しさ」や「緊迫した恐ろしさ」を強調します。
カラコレをすれば後付で映画のような
いわゆる「フィルムっぽい」質感にすることも可能です。
補正するだけではなく
特定の色を強調したりして印象を操作するのも編集の技術です。